高校受験生へ向けて思いついたときに、思いついたことや
普段考えていることをお伝えしていきます。
新しく「受験生へ」というカテゴリーを作りました。
勉強には直接関係のないことも書くかもしれませんが、
きっと将来、何かしらの形で役に立つはずです。
勉強に限らず、あらゆることに通ずる内容にしていきますので、
自分の生活や勉強に置き換えて、思索をする糧にしてみてください。
いつも勉強時間を記録している塾生がいますが、
とても良いことだと思います。
目に見えるように記録を残していくことで
いつか、こんなに頑張ってきたんだ!と励みになるでしょう。
では、勉強で大事なのは「時間」と「量」と「質」のどれだと思いますか。
答えを出すのは難しいですが、
私は受験生にとって大事なのは、
「量」だと思っています。
量をこなすには、相応の時間が必要になってくるので
やっぱり「時間」じゃない?と思うかもしれません。
また、いくら時間や量をこなしても
勉強の質が悪ければ、意味はないと考える人もいるでしょう。
でも、最終的には、短い時間で質の高い成果を
出せるようにならなくてはいけません。このようになるためには、
一定の「量」をこなさないとできるようにはならないのです。
あることにいくら「時間」だけを費やしても
思ったような結果を出せないことがあります。
それは、そのことに対して集中せずに
ダラダラと取り組んでいるためです。
学習の質を高めようとして、効率ばかりに目が行き
勉強そのものから離れてしまう人もいます。
例えば、文房具や問題集、参考書類です。
効率が上がるという謳い文句に踊らされて、
あれこれと買い替えてみたり、せっかく買った問題集や
参考書を途中で変えたり、スマホで便利なアプリを導入したり、と
これが始まるときりがありません。
勉強の世界に限らず、スポーツでも、仕事でも、
お料理でも、何でも、あることを無意識に
ササっとこなせるようになるためには、
「絶対量」をこなすことがどうしても必要です。
みんなが小さい頃にはできなかった生活に必要な行動が、
今では何も考えなくてもできるようになっているはずです。
それは、回数をこなしたからです。
お洋服のボタンなんて、目をつぶってはめられるはずです。
でも、小さい子はそれが上手にできません。
指先がまだ器用に動かせないからです。
でも、回数を重ねていくうちに指先の感覚も敏感になり、
今のあなたたちのようになっていきます。
日々の生活で必要な行動は、こうして日数を重ねて生きていけば
自然とできるようになります。
でも、期限が決められた勉強のような場合は、
自然とできるようになるのを待っていては間に合いません。
受験日は決まっているのですから。
こうした場合は、どうすればいいかというと、
意識的に回数をこなすことで克服していく以外に
方法はありません。
問題を解く回数、
プリントをこなすページ数、
英語を音読する回数、
読書のページ数・・・
全部、量をこなすことで上手になっていきます。
掛け算の九九は、量をこなした結果できるようになったのです。
一度や二度で暗記したわけではありません。回数です。
今少しずつ揃えている英語多読のための本も、
この回数、量をこなすための英語学習ツールです。
英語多読の効用については、今後また書いていきます。
学習全般の悩みは、全て量が解決してくれます。