自立学習型のいちばん難しいところ

豊島鳳雛塾は、自立型の学習塾です。

基本となる指定教材はありますが、その子の学習能力や適性などを

しっかりと見極め、進路の希望なども伺いながら、

「子別」に教材を選定しています。

プリントなども、皆様々です。

「子別」で決めるというのは、少し大変ですが、

今のところ、それほど塾生も多くないので対応できています。

5年生だから、5年生の教材。

受験生だから、受験用教材というような決め方はしていません。

みんな全員、学力差があります。

安易に教材を渡してはいけないと思います。

この自立型学習塾で、本当に難しいところは

勉強を本人の意思に任せるというところ。

やらない子は、塾へ来ても

いつまでも遊んでいます。

反対に、やる子は机に座った瞬間に

カバンの中からその日にやるべき教材を出し、

すぐに勉強を始めます。

中には、勉強をしていても周りの遊んでいる子供たちに

次第に流されていく子もいます。

こうなると、ほとんど学習モードに戻ることはなく帰宅します。

全く流されずに、「自分で決めた」課題を

淡々とこなす子もいます。

こうした子は、時間はもちろんかかりますが

必ず成績が上がっています。

こちらにコントロールされて勉強するのは、

イヤだと思います。

私も子供たちをコントロールなんてしたくありません。

でも、あまりにも度が過ぎる場合は、

コントロールせざるを得ません。

やる子はやる、やらない子はやらない。

これが自立型学習塾の実態みたいなものです。

良いところは、ある程度勉強に自由度があること。

自分のペースで進められること。

遅い子もいれば、速い子もいます。

一斉型の学習塾の何倍もの速さで、

一冊の参考書や問題集を

終えることも可能です。

実際にそうした子たちが劇的に成績を伸ばしています。

誰に言われなくても、

自分で立ち向かっていく力を身につければ、

社会に出て、負けなしです。

成績も学力も大事ですが、

誰に言われなくても、この

「自分ひとりで」立ち向かう力、

これを身につけてほしいです。

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