夏休みに入り、中学生ひとりひとりの勉強の状況をみていると
大きく2つに分かれています。
受験勉強を全くしない子と
受験勉強をしている子です。
受験勉強を全くしない子は、
自分に与えられた期限(受験)は、まだ先の出来事なので
まだいいや、とスマホばかりいじって遊んでいます。
こうした子たちは、結局大した勉強もせずに帰ります。
この子たちの頭の中は、
現在と未来の間には、猶予ががあります。
現在と未来がつながっていません。
こんな感じです。
今日は何月何日の何時。
期限は何年先のいつ。
だから、今はやらなくて大丈夫。
・・・甘いですね。
反対に受験勉強を進めている子は、学校の宿題は早々に終え
コツコツと受験用の問題集を解いています。
意識はしていないと思いますが、
頭の中は、こうなっているはずです。
現在は、未来とつながっている。
現在の考え、行動の中に未来が含まれている、と。
こんな言葉をご存知の方も多いと思います。
「過去の因を知らんと欲(ほっ)せば其(そ)の現在の果を見よ
未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」
【原因と結果の法則】ですね。
自分の過去の原因を知りたければ、今おかれている結果を見ればいい。
また、未来の結果を知りたければ、今取り組んでいる原因(考え、行動など)を見ればいい。
過去・現在・未来というのは、厳然と連なっているもので
別々のものではない、ということです。
現在の私たちの結果というもの・・・
中学生であれば、成績や友人関係。
私たち大人であれば、勤め先や収入、配偶者など。
これらは、私たちは過去に考えてきた、
また行動してきたことの
集大成なのですね。
だとすれば、今からこの【考え方、行動】を変えさえすれば、
未来を自由に変えることもできるということです。
「現在」に全てがある、ということ。
明日やあさってでもなく、
来月や半年後でもなく、
1年、2年後でもないのです。
【現在】に【未来】の結果がそのまま、そなわっているということです。
このことを早く気づいた人が勝利を収めていきます。
時間や日にち、年月というのは、
私たち人間が暮らしていく中で、とても都合がよいので
あえて区切っているだけのお話で、
実は、ずっとつながっているのです。
今を変えた瞬間に未来も変わってきます。