子どもたちを、どのように高い「目的意識」に目覚めさせていけるかです。「何のために」勉強するのかという目標が曖昧(あいまい)だと、なかなか努力を続けていくことはできません。本気で目標を目指すようになれば、子どもは気持ちが純粋ですから、本当にすごい力を出すものです。
あとは、温かく見守り、励まし、支え、前進する手助けをしてあげることです。ここが、親や教育者の心すべき点です。よい教師というのは、触発を与え、「内なる力」を発揮させるものです。
『教育の世紀』へより引用
ひとりひとり違う学力や性格を持った子どもたちに、
いかにして目的意識をもたせるかは、とても大変なことです。
当塾でこれができているかというと、反省してしまいます。
小学生低学年は、勉強をしに来るというよりは、
遊びに来ています。
家でやってきていなければ、学校の宿題
それに加え各自指定している教材の範囲を
ある程度終わらせれば、お菓子をあげています。
このお菓子目当ての子供がほとんどです。
勉強も終えていないのに、お菓子に手を出す子もいます。
高学年になると、学校でのまわりの影響もあるせいか
勉強に何かしらの「意味」を見出そうとしている子が多いです。
私たち大人は、どうしても勉強をただ単に
「やれ!やれ!」と騒いでしまいがちです。
きっと子供たちはイヤだと思います。
「うるせーな!」と思っているでしょう。
たとえどんなに納得のいく目標を大人が示せたとしても
本人の心の内側から勉強に意味を見出し、
僕は、わたしはこうなりたいから勉強する!
というようなものが出てこない限り、勉強の継続は
難しいでしょう。
毎日毎日、どうしたらあの子からヤル気を引き出せるか?
このことばかりを考えています。
思いつきで対応してはいけないと思いますので、
とても難しい課題です。