
こちらの記事でも紹介しましたが、
私立の名門校は別ですが、中学校の授業で読む英文の量では読解力は身につきません。どうしても日本語に訳さないと理解できた気持ちになれない。公立高校受験のレベルであれば、英語は英語のまま理解できる力は「多読」で身につきます。
ある塾生のお話をしましょう。
彼は、小学校4年生から塾に通い始めました。成績は良くもなく悪くもなくといった、ごく普通の男の子でした。それまでは、しっかりとした教材学習というのをしたことがなかったのですが、毎日のように塾に通い続け、ある一冊の教材を全て最後までやり遂げました。

すると、自信がついたのか、この写真の国語だけでなく、他の教科にも波及し始めたのです。勉強も少し楽しくなってきたのかもしれません。6年生になると、中学受験をしてみたいといい始めました。志望校は、それほど高いレベルの学校ではありませんでしたが、しっかりと勉強をしなければ合格はできないというところに位置する中高一貫校でした。
毎月、志望校判定学力テストを受け続けました。ところが、いつまでたってもE判定(AからEで、Eは再検討)から抜け出せません。そこで、11月を過ぎてもB判定までいかなかった場合、受験料もむだになるし、受験はなしということに決めました。ただ、もう一つの私立中学だけは、いずれにしても受けてみたい、ということでご両親も承諾の上、受けることにしました。
11月の最終判断を下す学力テストの結果は・・・
B判定(合格可能圏)には届きませんでした。約束通り、中高一貫校の受験はやめることにし、その代わり地元公立中学において学年トップを狙う勉強に切り替えることにしたのです。
6年生の10月下旬あたりから、中学入学までに英語と数学の一年生分を終わらせる学習に変更しました。
私立中学は見事に合格はしましたが、地元の公立中学に進学することになりました。
中学入学後の初めてのテストでは、見事に学年トップに!
その後、中学卒業までトップを走り続けました。
さて、彼は高校受験の勉強が始まると、受験プリントをこなしながら少しずつORT(Oxford Reading Tree)を初めから読み始めました。多読開始です。
10万語を超えるころには、高校受験の過去問で90点を切ることはなくなっていました。英文を読むスピードと理解力・解釈力が格段にあがっていたのです。都立の第一志望校は余裕で受かり、英語に関しては、確か自己採点で98点だったと思います。
楽しくて、とても簡単な英文を大量に読むことでこれほどの力がつくのが多読です。
彼は、今大学生になっています。英語が得意になり国立の東京外大へと進学し、現在は大手の学習塾で英語の講師のアルバイトしています。あの男の子が、今は私なんかよりずっと英語ができる立派な青年へと育ちました。
